「問題作成者としての視点を身につける」ってどういうこと?開く

問題を見た際に、「この問題の作り方は下手だな。」とか、 「この問題は、上手くトラップをしかけてあるな。」などといった感想を抱けるようになります。

さらに、今年の試験についての出題予測も立てられるようになります。

実は、この試験の出題予測を立てることは、さほど難しいことではないのです。

疑うのであれば、過去問題10数年分の全選択肢について、どういった文献、資料、規準書等から出題されているのか?を調べてみて下さい。

出題根拠を調べ上げることで問題作成者の出題意図というものがアナタにも見えてくるはずです。

「問題作成者としての視点を身につける」にはどうすればいいの?開く

もし、あなたが、実際に、国土交通省から、「今年の試験問題を作成して欲しい。
ただし、5万人の受験生に対しての出題内容に関する全責任は、すべて、あなたが負って下さい。」と言われたらどうしますか?

まずは、これまでの問題作成者達が、どのように問題を作成してきたのかを徹底的に調べ上げるはずです。
そうなったつもりで、過去問題10数年分を 1選択肢ごとに分解し、カテゴリー別にグルーピングしてみて下さい。

次に、全ての選択肢について、その出題根拠を探し出してみて下さい。
日本建築学会などが監修する建築規準書(JASS、共通仕様書、建築設計資料集成等)です。

その調査過程において、「次は、この辺りから出題されるだろう。」といった出題予測能力が養われていきます。
それと同時に、「鵜呑み勉強しかしてこなかった受験生には、解きずらい問題の作り方」さえも理解できるようなってきます。
この時点で、今年の試験問題の予想を立てられるような「問題作成者としての視点」が確実に、アナタに備わります。

「問題作成者としての視点を身につける」にはどれくらい時間がかかるの?開く

5教科の全てについて1人でこなすことは、まず不可能です。 各種法令、規準書などの改正内容を常に把握し、 実務の動向と照らして分析作業を進めていかねばならないため、 公共建築の設計に携わってきた人間が、「環境・設備,計画,法規」科目を担当し、超高層建築物クラスの構造設計業務を専門に携わってきた人間が「構造,施工」科目を担当し、さらに40名以上もの専門分野別協力者を揃えて、5~6年程度かかります。 (実際にかかりました。だからこそ、受験生からの質問に対して、原則24時間以内に解説対応し続けてこれたわけです。) 尚、私達が、使用した文献リストの一部も公開しておきます。

短期間で「問題作成者としての視点」を身につけることはできないの?開く

できます。

これまで説明してきた分析作業を実際に行った上で完成したデーターベースソフトがあります。 それが、学科試験対策用ソフト「合格物語」です。 新問題対策についても、配慮しつつ、 各科目7割程度の得点の獲得を目安にして開発されています。 それ以上の点数を狙えば、学習量・学習時間ともに飛躍的に大きくなってしまい、それ以下に設定するとケアレスミスなどにより、合格点に到達できない可能性が高まってしまいます。 さらに、「合格物語」を有効に活用することにより、短期間で「問題作成者としての視点」を身につけることができます。