05構造(力学計算編)

00.力学計算

力学計算全般について
 
合格ロケットでは,微分・積分の概念を使わず,足し算・引き算・掛け算・割り算の概念のみで「構造(力学計算編)」を説明してあります.これは,微分・積分アレルギーの人が多いからです.
微分・積分を用いないで力学計算を行おうとすると,式を暗記しなければどうしようもできなくなる部分があります.
これらの理由のため,計算式で導き出すのではなく,式を暗記して使いこなした方が得策であると判断した部分に関しては,インプットのコツ内で「○○を理解しましょう」という表現の他に,「○○を暗記しましょう」という表現を使っていきます.
 
まずは,「力学計算」の目次を見てみましょう.
01「静定・不静定」から10「固有周期」の問題まであります.(融合問題の11「その他」は除く.)
問題だけ,ぱらぱらっと目を通してください.
 
この中で,01「静定・不静定」と08「たわみ」の問題は,いくらでも難しい問題を作成することができます.
言葉を変えれば,02「断面の性質」,03「応力度」,04「全塑性モーメント」,05「崩壊荷重」,06「トラス」,07「座屈」,09「層間変位」,10「固有周期」の問題は,得点源になりえる単元なのです.
 
通常のテキスト・問題集は(合格ロケットも含めて),「静定・不静定」が単元の最初にあるため,勉強を始める際にテキスト・問題集の1ページ目から始めると,「静定・不静定」やその単元の基になる「力の釣り合い」,「力の流れ」や「N図,Q図,M図の描き方」の部分で『力学計算』が嫌になるケースが多く見られます.
 
そこで,インプットのコツとして,01「静定・不静定」はサラッと流して,02「断面の性質」から本格的に攻めていき,最後に,08「たわみ」の問題を勉強することをおススメします.


■学習のポイント

計算問題を学習するにあたっての超重要ポイント!

①問題文を読んで,何を求めれば良いのか(ゴールは何か)?を理解します.
②そのゴールに辿り着くためには,何を求めれば良いのか?を考えます.
③上記の②のゴールに辿り着くためには,何を求めれば良いのか?を考ます.
④上記の③のゴールに辿り着くためには,何を求めれば良いのか?を考ます.
⑤上記の③,④を繰り返します.
それにより,問題を解くに当たり,まず何からやれば良いのかの判断ができるようになります.

つねに,上記のことに意識を置くようにしてください!

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