05構造(力学計算編)

09.層間変位

「層間変位」項目の重要ポイントは2つあります.
この重要ポイントを理解すれば,得点源になります.頑張りましょう.
 
まず最初に「層間変位」項目に関して,「現象を数式化し,関係式を導き出す」ことを行ってみましょう.

上図の左図のように,1層,2層,3層の各層の剛性がK1,K2,K3である三層構造物に外力が作用する場合,右図のように変形します.
「層せん断力」とは,任意の層に発生するせん断力の合計(柱が2本である場合では,2本の柱の各せん断力の和)のことを指します.
また,「層間変位」とは,各層の変位(上図の右図のδA,δB,δC)のことを指します.


ポイント1.「任意の層の層間変位=任意の層に作用する層せん断力/任意の層の剛性である」

ポイント2.「任意の層に作用する層せん断力は,その層より上部に作用する外力の和である」

上図のように外力が作用する場合,Q1はPではなく3P(=2P+P)となります.
 
ここまで理解できれば,「層間変位」項目に関しては,ほぼ網羅したことになります.
過去問を一読してみましょう.
その時に,「合格ロケット」の解説で,上記重要ポイントを具体的にどのように使っているか!に着眼点を置くことを忘れないでくださいね.
 
最後に,問題コード13041に関して補足説明させていただきます.
問題コード13041では,屋上ではなく,最上階の床レベル(3F床)の変位の大小を求めています.


■ 出題のポイント

この「層間変位」については,本試験においては,過去問題の類似問題が出題される傾向にありますので,今年度の本試験問題においても合格ロケットに収録されている去年度までの過去問題をきちんとマスターしてさえいれば確実に得点できるものと考えます.

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