一級建築士試験の受験資格!ちょーわかりやすく解説!
一級建築士学科試験に超特化型、過去20年分の知識を最短時間でマスターできる学習管理アプリ合格ロケット広報担当の齊藤です。私は、2021年に一級建築士を取得しました。大阪で約14年勤めた設計事務所を卒業し、現在は住みたいところで暮らしながら、広報もやりながら、自分の設計事務所もやっています。
一級建築士試験が気になっているそこのあなた!誰も彼もが受けられる資格では無いこの試験。
令和2年(2020年)3月に法改正があり,従来に比べ受験しやすくなりました!
「今の自分はそもそもで受験資格をクリアしているのか!?」
「法改正があったっぽいけど、もしかしたら受験出来るかも!?」
「キムタクのドラマおもしろーい!え、てか、一級建築士ってどうやってなれるんだ?」
と、多方面の方々にわかるように,私自身の実体験や,法改正後の体感している事なども交えながらご説明していきますので、この記事で確認していきましょう!
現在二級建築士は取得していて転職をお考えの方や、建築業界で働いていて、自分のスキルアップで何か資格取得を目指されている方、今後のキャリアデザインを考える全ての方のご参考になれば幸いです。
法改正で何が変わった!?
2020年3月に、建築士法の一部が改正され、一級建築士の受験資格について、大きく下記の部分が変わりました。
法改正前は、【実務経験を積んでいなければ、受験が出来なかった試験】が、
現在は、【実務経験は、受験の後(もしくは前でもOK)となり、実務経験自体は、受験時には問われない試験】に変わりました。
そもそもの細かい受験資格は次の章でご説明しますが、
今まで実務経験を積まないと受験資格が得られなかったものが、実務経験は、試験合格後でも良いよー!となったのです。
この法改正のおかげで、大学卒業後すぐに受験可能となる人もいて、若いうちに勉強が出来る利点を最大限に活用した若い一級建築士が爆誕していく世界線となりました。(良いことだー)
ちなみに、直近の試験の若き合格者をデータで見ると、昨年令和5年学科試験のみの合格率は、16.2%でした。28,118名の方が受験し、4,562名の方が合格されました。合格者の内23歳以下は、18.3%とのことなので、約834名の若き学科突破者が誕生していますね。
また一方で、今までは、実務経験以外の受験資格は持っているものの、設計事務所等に勤めておらず、規定の実務経験を取得できないため、この試験を受けるためだけに、転職をしなければいけないという人生の選択に悩まれた方も多かったようです。
2年の実務経験のためだけに転職・・・かなりハードル高いですよね。。。
転職をしたは良いものの、すんなり一発で合格したら良いのですが、この試験、そう簡単なものではないのが現実です・・・←(個人的意見)チャレンジするのに、そういった要因から、別の道を選んだ方もいたようです。
この受験機会の拡大となった法改正の背景には、建築士の人材不足があるようです。しかし、キャリアデザインや、人生設計の一つの選択肢として、選びやすくなったとてもありがたい法改正だとも思っています。
受験資格と登録資格
前章で説明した通り、受験資格の中に、実務経験が含まれていたものが無くなりました。その代わりに、登録資格という概念が追加されました。
【一級建築士資格取得までの流れ】
受験資格を持って受験 → 合格 → 登録資格を得る(実務経験)→ 登録(一級建築士となれる)
受験資格と登録資格についてそれぞれ説明します。
受験資格(まず受験するためにクリアしなければいけない条件)
大きく分けて2つ!※詳細は下記表参照
① 建築関連の大学や専門学校を卒業し受験資格を得る
② 2級建築士を取得し受験資格を得る
主にこのどちらかで受験資格得て、試験を受ける事が出来ます。
登録資格
試験に合格後は、実務経験を積むと、登録資格を得られます。
そこで初めて1級建築士として登録が可能となります。
その実務経験ってどれくらいなの?ということで、受験資格に応じた実務経験が定められています。
またポイントとしては、令和2年の改正によりこの実務経験、原則として試験の前後にかかわらず、免許登録の際までに実務経験を積んでいれば良いというところです。
できるだけ若いうちに(頭が柔らかい・素直・比較的時間を確保しやすい)試験だけ受けておく。一番効率よく最短ルートで一級建築士資格を得やすくなったなぁという印象でした。
それ以外にも、従来のルールから転職というハードルがあったため、この試験を諦めた方がいた場合、もう一度チャレンジできる機会が増えた事は、すごく良いことだなぁと感じました。
試験概要
続きまして、一級建築士試験の概要をちょー簡単にご説明します。
・年に1回しかない
・学科試験(7月)と製図試験(10月)がある
・学科試験合格しないと製図試験は受けられない
・学科試験合格後は5年以内に、合格年を含んだ3回製図試験を受けられる
以上!
少し端折り過ぎましたが、最後の学科合格後の製図試験を受けるための学科試験免除期間について、改正前は、合格した年の翌年から2年間に限定されていました。
それが、学科試験1回合格したら、5年目までは、学科試験免除するよっと、免除期間が長くなったのです。この制度も令和2年からの制度です。
実際この制度になってから、周りを見ていると、
・学科合格した年は製図試験を受けず、次の年の製図試験を受ける人
(作図練習や製図の勉強にしっかり時間確保する人)
・プライベートの予定との調整で、3年目から製図試験に挑戦する人
・今までの制度通り、1年目で合格を目指す人
といった具合に、学科試験合格後は、人それぞれの、さまざまな選択肢があるなぁと感じています。この法改正により、より人生ビジョンを計画しやすくなったなぁと改めて思います。
わかりやすく説明するために、少し簡略化し過ぎている部分があるかもですので、詳細は、試験元の下記サイトよりご確認くださいませ。
まとめと一級建築士を取得し人生が変わった私の話し
令和2年の法改正から、一級建築士の試験要件がこれまでに比べて、より受験しやすい内容に変わりました。
このようにして、年々、若い方が受けやすい資格になっていっています。一方で、実務経験の縛りから、今まで気になってはいたけど、資格取得を一度諦めてきた方々にも、受けやすくなった資格だと思っています。
自分の人生は、自分が主人公なので、遅いとか早いとか関係ないです。思い立った時がやる時です!
合格ロケットは、新たにチャレンジする方の味方です!少しでも気になった方は、ぜひ一度チェックしてみていただければ幸いです。
私自身の話しをしますが、私は、一級建築士資格を取得して人生が変わりました。合格発表の日、自分の番号を見つけたあの瞬間から変わりました。何が変わったかって、自分で自分を見る目が変わりました。心が仁王立ちしている感じです。それぐらい私にとってこの資格はビックなもので、そして一つの戦でもありました。
少しマインド的な話しになっちゃいましたが、暮らし方や働き方など、さまざまな選択肢がある現在ですが、選択肢があるという事が、この上ない豊かな事だと私は考えています。
一級建築士資格は、その選択肢が多いに増えるもので、取得後、どの選択をするかは自分次第です。
私は今、暮らしたい所で暮らせている自分。自分が求めた環境で、働いている自分。これらは、この資格を取っていなかったら辿り着けなかっただろうし、今見ている景色は見れていないだろうなぁと、日々暮らし、働きながら、この資格に改めて感謝することがあります。
25歳くらいの時に、「穏やかに生きたい」と、七夕の短冊に書くぐらい、親友に泣いて聞いてもらうぐらい荒れていた!?戦っていた!?自分に、10年後には叶っているよと。自分が求めた環境が手に入っているよと。私の場合、そういった意味でも、人生が変わった資格です。
建築業界といっても、多くの職種があります。
一級建築士資格を取得後は、更なる選択肢が増えることは間違いないと私は思っています。
転職を考える方や、自分のスキルアップのためや、これを読んで、ちょっとやってみようかなと思った方など、自分に合った最善の勉強方法を、しっかり自分で考え、自分で選ぶ事が、合格への第一歩だと思います。
この記事が1ミリでも参考になれば幸いです。
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なぜ、過去20年分にこだわるのか・・・
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