一級建築士学科 構造科目の勉強方法 | 現役講師が徹底解説!
一級建築士学科試験に超特化型、過去20年分の知識を最短時間でマスターできる学習管理アプリ合格ロケットで、講師をしている槙田です。
構造設計を主たる業務としていない人にとっては、非常に取り組みにくい学科Ⅳの構造科目。
今回は、構造科目を勉強する前に、必ず知っておいてほしい構造科目の出題傾向や具体的な対策について、一級建築士学科試験の指導を20年以上行っている現役講師が徹底解説していきます!
学科Ⅳ (構造科目)を苦手としている人にとっても必見の内容となっていますので、今後勉強をしていく方も、現在勉強中の方も、参考にしてもらえたら幸いです!
一級建築士学科試験の構造科目って?
一級建築士学科試験(125問)において、学科Ⅲ(法規科目)と学科Ⅳ(構造科目)については、各30問ずつ出題されています。
ですので、この2科目で(45点から)50点を目指すことが、一級建築士学科試験の合計点数を稼ぐためには非常に重要事項となります。
学科Ⅳ(構造科目)の問題構成は、計算問題(構造力学)の問題が6-7問、文章問題が23-24問ずつ出題されています。
他の科目に比べて学科Ⅳ(構造科目)については、問題文で問われている内容が、普段、構造設計業務を行っていない人にとっては非常に理解しづらい内容となっています。
よって、分かりやすく説明しているテキストを入手することと、分からない部分を気軽に問い合わせできる環境で学習できることが重要なポイントと言えます。
(合格ロケットの解説集から抜粋)
いつ出題されたか(問題コード)とリンクされているこのような解説集って見やすくないですか??
このような解説集は、効率よく勉強ができおすすめです。
計算問題(構造力学)の勉強のコツとは?
計算問題(構造力学)については、6-7問中、ほとんどの問題は、過去問題の中から出題されています。
上記の表は、ここ数年の計算問題が、どの年代の過去問から出題されているかが分かるように、直近7年分と直近10年分で色分けしたものです。
上記表から分かるように、7年分あるいは10年分の過去問題だけでは、出題年度によっては数問しか対応できないことがわかります。合格ロケットで学べる20年の過去問題をおさえておけば、毎年、ほとんどの問題に対応できます。
計算問題について、もう少し深堀してみます。
構造科目の計算問題については、「構造力学の部分」と「実際の計算部分」とに分かれます。
よく聞かれる構造科目の計算問題についての問い合わせの7割以上は「実際の計算部分」についてなのですが、この部分の内容については、実は中学数学までに学習する計算部分です。
よって、小学算数及び中学数学で学習する分数の計算や比の計算さえ押さえ、過去20年分の計算問題を学習しておけば、本試験でもほとんどの問題は見たことのある(すでに学習したことのある)問題ということになるので、数学が苦手な人であっても得点しやすい項目となります!
構造文章問題の勉強のコツとは?
出題問題数が23-24問と多い文章問題についても、学科Ⅰ(計画科目)や学科Ⅴ(施工科目)に比べると、圧倒的に過去問題の出題割合が多い科目です。
ですので、合格ロケットで学べる20年分の過去問題を丁寧に学習することで、高得点が取りやすい科目と言えます。
特に、毎年、4問程度ずつ出題される「鉄骨構造」と「鉄筋コンクリート構造」この二つをおさえておくことが学科Ⅳ(構造科目)で高得点を取得するためには重要です。
なお、文章問題では、構造設計(構造計算方法)に関する出題が各項目で多く出題されています。
計算方法の具体的な詳細については、構造一級建築士や日本建築構造技術者協会(JSCA)の建築構造士では問われますが、一級建築士学科試験の学科Ⅳ(構造科目)では概要程度の内容の出題となっています。
計算方法の具体的な詳細ではなく、構造科目内の各項目についての概要をおさえるのがポイントです!
おすすめの主要な項目についての解説集については、こちらの記事をぜひ参照してみてください!→【構造文章問題「解説集」の使い方】
現役講師が教えるタイプ別おすすめの勉強方法とは?
一般的に、一級建築士学科試験の学習方法には、
・資格学校に通って学習する
・WEBサービスを使って学習する
・市販のテキストや問題集で学習する
があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
それらについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参照してみてください→【一級建築士学科試験の勉強法|あなたはどのタイプ?資格学校?独学?】
これらのメリットデメリットから簡単にタイプ別おすすめ勉強方法をまとめると
・強制的に学習する環境がないと学習が続かないという人や、自習室などを使いたいという人は、資格学校に通うことがおすすめ
・一方、過去に資格学校に通って学科試験に不合格だった場合や、資格学校に支払うことが難しい場合、家庭や仕事の事情で、毎週、決まった時間に通学することが難しく、資格学校に通いにくい人には、自分で学習時間のコントロールがしやすいWEBサービスがおすすめ
ここに書いてきたように、今は勉強方法も多様化してきており、皆さんの働き方や暮らし方も多様化してきています。一概に、この勉強方法がベストだ!と言い切れるものはなく、自分にとってベストなものがベストとなる!のだと思います。
まとめ
これまで、構造科目を勉強する前に、必ず知っておいてほしい構造科目の出題傾向や具体的な対策について、解説してきました。
【ポイントのまとめ】
計算問題(構造力学)のポイントは、過去20年分の過去問題を整理すること。毎年、これら過去問題の類似の問題が出題されています。
文章問題のポイントは、構造設計(構造計算方法)に関する内容を広く浅くおさえること。ただし、専門用語が多いので、分かりやすいテキストを見つけ出すのがポイント。
この記事が、構造の勉強を頑張る方の1ミリでも参考になれば幸いです。
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それは、一級建築士「学科試験」は、合格ロケットに収録されている過去問20年分で問われた知識をマスターすれば合格点を突破できているから。
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